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菅野所長のエッセイ:悪い奴らに鉄槌を

 大阪に学会だが、今日から大阪入りしなければならない。前夜の食事会に誘われているからだ。今日は、すごい蒸し暑さだが、大阪はそれ以上なんだろうなと戦々恐々。
月曜日は祝日だが、京都からY氏が来るというので、ゴルフを一緒にやることに。暑い中、ハードな日程が続く。先週は日曜も休みなかったし。そういうことなので、今日は連載を一本書いておく。

 昨日サッカーの壮行試合があったが、お目当てのなでしこは観られず、男子の後半だけしか観られなかった。NZ相手に1点取ったのはいいが、最後の最後につまらないミスから同点にされるという馬鹿馬鹿しい結末。シュート19本、相手は2本だけの試合で同点とはね。もともと期待してはいないが、それにしてもである。今日の新聞見ると、直後にGKの権田が、ミスした村松をこづいた写真があった。どうも村松がヘラヘラしてることに腹を立てたようだ。ま、権田も他人のことは言えないが、確かにヘラヘラはしていなかったな。
 で、村松のコメントで「気をつけてはいたんですが・・・」というのがあって、これには僕もガックリ、憤怒。「気をつけてたなら、あんなことにはならないだろ!」 と。ましてや守備固めで途中交代で入ってるのに。ま、関塚の采配もメチャクチャだし、当然こういう監督の人選は当てにならないのだが。

 ときを同じくして「見落としました」と答える大津市の教育長がいて、「うそつけ、このやろめ」と誰もが思ったと思う。見落としたどころか、有力者の子どものやったことだから見て見ぬふり、学校も教育委員会も分かりやすすぎる。滋賀県警も捜索に乗り出したが、両親からの訴えには3回拒絶しやがったくせに、今さらのポーズ。よってたかって何なんだこいつらは。

 と一夜明けて少しは冷静になったところで、考えてみると、あの教育長や委員会の態度から察するに、こういうことは一度や二度ではないのだろうなと思う。校長経験もあるということで、これまで何か不祥事が起こるたびにああいう態度で乗り切ってきたのではないかと。良心や良識がある程度あれば、もっと動揺するよな、普通。市長には、教育長やこの一件にかかわった連中は罷免すると言って欲しかったね。それが滋賀県の体質なんて結論にしないで、はっきりと個人の責任をあきらかにしてほしい。

 というのも、原発事故調の報告にアメリカがかみついた一件もあるからだ。僕は今回の事故調は普通に仕事したと思ってはいるが、アメリカへの報告書には、日本的な集団主義文化の影響が次の背景にあるとか書いてあるらしい。原因を文化に帰属する、そういうあいまいさがアメリカは気に入らなかったようだが、そりゃそうだ。頭の悪い社会学者の論文じゃないんだから。
 結局はそれも東電を守ることになってしまう。料金値上げの計算のしかたもおかしいよねえ。経産省の言うとおりにやってますと東電は言うが、その経産省とはグルのわけだから。

 この仕事を通してだが、災害、とくに原発の問題はまったく終わってませんよ。マスコミがあまり取り上げないだけでね。以前荒川区で、区民有志が放射能のデータを調べて、それを行政にたくさんの署名つきで持っていって断られた話があったが、先日は、やはり市民が自分たちで調べて行政に持っていったら、行政はそのデータを無視したという話を聞いた。代表してがんばった人は、あまりのやり方にうつになっちゃったのだ。
 つまり、危険だと分かると仕事が増えるから、そういうデータ自体がないとする。大津の中学校、教育委も同じ。何もなかったことにする、何も見てなければ何もしないで済むという考え、これが隠蔽体質というものである。
こいつら、よく平気でいられるな。
 
 と冷静に怒っているわけだが、ま、なでしこのほうはスウェーデン遠征のときよりも少しはまともになったようでちょっと安心かな。観てないのでなんとも言えないけど、開幕までにはだいぶよくなるでしょ。

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