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菅野所長のエッセイ:寒い季節

 今週は寒いの一言。

 水曜に、都内だが仕事で外を歩いたのが悪かった。身体が冷え冷えになってしまって、ちょっと風邪気味になったのか、くしゃみと鼻水に悩まされ始めた。 昨日の朝などは、出かけるときにニベアだと勘違いして、顔に思い切り歯磨き粉を塗りたくってしまった(隣にならんでたもんで)。おかげで必要以上にしゃきっとしたが、ちょっと熱もあったのかもしれない。
 帰りなどは、駅で降りた瞬間から寒い。家に向かいながら2回コンビニに入って暖をとる。コンビニは便利だなあ。しかし、東京はまだマシである。日本海側や北日本の方々は大変だよな、早くも。

 寒いのは季節だけじゃなくて、意味のない選挙が終わって、世情もさらに寒くなりそうだ。これで安倍政権はますますやり放題。もっとも恐いのは秘密保護情報、憲法解釈による自衛権の発動だ。防衛省が提出した秘密保護条項は4万数千。国防関係に秘密が多いのは当たり前だが、たぶんシビリアンコントロールを外れていくだろう。中国や北朝鮮にどんどん近い国家になっていくようだ。子ども給付金が停止されたり、教育福祉には金が回らず、税金は国防や原発のためにもっと使われるようになるのだろう。
 
 アメリカの人気ドラマを見ると、「プリズンブレイク」「24アワーズ」にしても、とにかく政府の陰謀ばかりである。それも本当にひどいもので、あそこまで描かれるということから、基本、政治家は信用されていないことがよくわかる。だから監視しなくちゃいけないということ、そして開示しなくてはいけないということが、原発のコアキャッチャーのように補填されているのだ。

 CIAが拷問は有効でなかったと発表したが、そんなことがわざわざ開示されるのもアメリカらしいし、日本では考えられないよな。かつてのウォーターゲート事件、「大統領の陰謀」が明るみに出た事実は大きいのだろう。それは新聞記者によって暴かれたわけだが、日本でも田中角栄を失脚させたのは、見た目はちんちくりんなジャーナリスト立花隆だった。あれは日本のジャーナリズム史上画期的なことだったね。でも今はどうだ、イスラム国にいくという学生の取材を試みたジャーナリストが家宅捜索を受けたり、こりゃもういつかの時代に回帰しているんじゃないのか。まあ、それが、安倍首相の理想の国家像なのだろうが

 そういえば、「美味しんぼ」の『福島の真実』編に対しては、たぶん大きな圧力がかかっているのではないか? そんなに好きなマンガでもないのだが、むかし山上たつひこの「光る風」が圧力がかかって休載になったことは僕にとって忘れようがなく、今回も同じことが起きているなと思うのである。

 まあ、寒い話ばかりでもナンだから、あったかくなる話は、先週のジュベナイルステークス。久々に本線の的中で満足。⑯ショウナンアデラの直線一気の差し脚、強烈だったねえ。
 1番人気の①ロカだが、体型と走法からマイルはあきらかに距離不足。来年のオークスや秋華賞は断然の本命になるだろうがね。これが一番人気になったのは先物買いを目論んだ人が多かったからだが、おかげで本線なのに220倍もついたぜ。ラッキー。

 この季節、TCC忘年会が昨日終わったのだが、僕の場合は持ち出しがあるのでいつも忘年会貧乏になる。だから先週の的中には救われたなあ。この調子で、今度の日曜は朝日杯フューチャリティSを迎える。ここもいけそうな感じである。人気馬サイドではあるが、当たらないことにはね。
⑯ブライトエンブレム本命で、②ダノンプラチナとの3連単マルチが大本線。相手は、オルフェ-ブルの弟⑨アッシュゴールド、⑭クラリティスカイ、⑮タガノエスプレッソ。3着候補に①ネオルミエール、③コスモナインボール、⑧ナヴィオンだな。あんまり大きい馬券にはなりそうもないが。

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