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菅野所長のエッセイ:巷の話題

 今週の話題のトップは福山雅治の結婚だと思うが、所属音楽事務所の株価が8%ダウンしたという。株価全体的には4%ダウンだったので、そのままの数字ではないが、そういうものなのか。過去には桑田佳祐がガンの告知をしたときにも4%下がったらしい。福山とサザンにおんぶにだっこなのだろうか。ミスチルもいたかな。でもとにかく、そういう経営はあまり理想的とは言えない。

 ま、音楽業界は水ものだからしかたないが、フォルクスワーゲンなんかはいったいどこまで落ちてちゃうのか見当もつかない。東芝もしかり。目先の利益ばかりを追いかけるといつかはとんでもないことになるということが、どうあってもわからないアホな経営者が依然として多いようだ。

 それにしても福山恐るべし。何でも70過ぎの女性が「許せない!」とツィートしたとか。役者としても、音楽のほうも、イマイチ、イマニなのだが、その立ち姿はやっぱりかっこいいからね。

 アメリカのオレゴンではまたもや銃乱射事件。銃規制反対の連中は「だから、ますます自衛が必要だ」と主張するわけだが、民主党政権はいつものように歯ぎしりするだけだ。昔からまっとうな理屈は通らない。

 これを思うと、日本はつくづく銃刀法がしっかりしていて良かったと思うね。もしも、日本もアメリカみたいになったら、アメリカ以上にとんでもない社会になりそうだ。そういうものがなくたって、オウム事件とかサカキバラ事件とか起こるし。
 アメリカ、中国、中東の一部といった狂気が潜む国と比べ、本来は日本もそういう部分があると思うが、その日本人の狂気というものは、戦後の平和憲法によってフタがされてきた部分が大きいのではないだろうか。70年もの間、久しく見てこなかったから、日本人は穏やかで平和を愛する国だという神話ができあがっているだけでね。と、昨今の情勢からは思うのである。そのフタを取ったら何が出てくるのかわからない。安保法制にはそういう怖さを感じるのである。

 もともと絶対的な宗教の縛りがない国民であるから、内なるコントロールというものが機能しない。日本の場合、それは人とのかかわりによって制御されてきた。「恥」であるとか「場」とか。共同体への帰属意識とか。他人に迷惑をかけないというような、倫理とも言えない倫理が秩序を形成していた。けれども、それがひじょうに薄まってきた時代では、糸の切れた凧のような人々が増大しているわけで、そこへ殺傷できる武器だとか、害を及ぼすものが簡単に手にはいるとなるとどうなるか? 考えただけでも恐ろしい。
 こういう意味で、僕は、銃はともかく、ドローンにはもっと厳しすぎるくらいの規制をかけて欲しいのである。あれからも何回か落ちてるでしょ。

 世間的な話題はともかくも、自分自身にとってはものすごく大きなことがあった。かれこれ32年間もカウンセリングを続けてきた人が終了となったのである。代々木、四谷、銀座と場所を移動しつつ。このたびちょっと遠くへ引っ越すことになり、もう高齢なので都内に来るのは無理があるのでね。僕の母親と同年齢くらいの方で、カウンセラーとしての僕を育ててくれたような方だった。よくは知らないが、こんな長期にわたるカウンセリングは日本でも世界でもほとんどないのではないか。感慨はあるが、深く実感するのはもう少し後のようだ。

 日曜は久々のGⅠ、スプリンターズステークス。秋GⅠの緒戦だけに当てたいなあ。熟考の末、信頼できるのは⑫ウリウリという結論に至った。相手本線は②ストレイトガール⑦ベルカント⑬ミッキーアイル、次点に⑨アクティブミノル⑯ティーハーフ。ウリウリからの3連単マルチだね。

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