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菅野所長のエッセイ:寒い話題とビッグな話題

もうすっかり秋だ。夜は寒いときもあって、昨日は初めて暖房を入れた。ちょっとだけだけど。でも例年よりはずっと暖かいらしいのだが。

お寒いのは、政治の世界と僕の競馬か。1週間ほどで大臣が2人辞任するというのはなかなかないことかな。実は、経産相だった菅原一秀というのは、練馬が地元で、選挙のときになると駅前でよく見かけた。その印象というのは、何とも言えないずるがしこさが、眼に、顔に、仕草に宿っているなあというものだった。ま、あくまで小悪人のそれなんだが。でも、根拠もないので言えないでいたので、今回やっぱりなぁである。
法務大臣と合わせて、官房長官である「菅人事」と呼ばれる。どちらも当選6~7回で、そろそろ大臣でもしてやろうか人事であるわけだが、安倍の陰でいつのまにか派閥らしきものを形成していた菅としては大きな痛手だろう。これが他の派閥だったら簡単にクビは切れないが、安倍内の自派閥となると切らざるを得ない。大局には何の影響もないがね。

安倍の腹心である萩生田が文部大臣というのにはちょっとわが目を疑ったものだが、「身の丈発言」でさっそくやらかしてくれた。しかし、そのうち教育勅語を復活させるとか言い出すのではないかと心配である。この人事こそ、この国が、この政権が教育を最も軽視していること、すなわち日本の没落の根本的要因がわかっていないことを示すものだろう。確か、OECDで、GDPに対する教育予算の比率がビリから2番目だぜ。もう先々まで国民の苦労は続くのだな。

教育と言えば、神戸の学校で教員間の凄絶なイジメが発覚したが、この地域には何かあるのだろうか。今年の初め頃、珍しくも、第三者委員会が神戸の教育委員会を厳しく断罪してイジメ被害者家族の溜飲を下げたという出来事があった。このときの委員長は私の知り合いのY氏であり、学校内のカーストの存在を世に知らしめたことを含め、かつてない説得力のある裁定だった。今回もY氏の出番となるのだろうか。

てなことが続いていくうちに、教員になりたいという学生は減少の一途ということだ。そもそもは先生は雑務が多すぎる。運動部の顧問になったりすると、土曜や日曜の試合にも付き添わなければならないなど大変である。その働き方を民間のように改善すればやがて情勢は変わるに間違いないのだが、そんな簡単なことがこの政権ではできない。まったく危機感というものがないのだな。本当の危機は身中にあるのにねえ。教育というものを散々拒否してきた自分が言うのも何だが、国の根幹は教育にある。
さて、天皇賞のアーモンドアイはすごかった。出かけていて観られなかったのは残念だったし、3着のアエロリットも取り逃したしでいいとこなしだが、フランスの芝さえ克服すれば、この馬が世界一ではないかと思うと、来年が楽しみである。

 

 

最近は季節もあってかなりデプっているのだが、そんな中で今年の「新アメリカンアイドル」は楽しい。今ベスト20なのだが、逸材揃いで、やはり番組史上最強かもしれないなあと思うのだった。音楽と言えば、音楽好きの非常勤のスタッフの話。30年前の学生時代にプレスしたレコードが、今頃になって海外で発掘され、それが逆輸入され、ついにはCDデビューとなった。やれめでたい。これからはミュージシャンとの二足の草鞋で楽しくやってほしいものである。身近なところのビッグニュースだなあ。

 

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