巨大な動物が好きだ。
特にシロナガスクジラやジンベイザメが悠々と泳ぐ様は何とも言えない高揚感がある。
あれは沖縄の美ら海水族館に行ったときだろうか。
何十メートルもあろうかというガラス張りの水槽の中に、回遊するジンベイザメを見上げたときの感動から、虜になっているように思う。
シロナガスクジラは地球上で最も大きい動物として知られている。
大人の身体で24,25メートルも体長があり、体重も5~15トンもある。
プールの端から端までクジラの身体で埋まってしまうのだ。
どうしてそんな体躯になるのか、そんな思索を始めるとなかなか現実に戻ってこれない。
そのシロナガスクジラだが、海外の研究チームが心拍数を計ることに世界で初めて成功したらしい。
潜水した状態で、毎分2回しか心臓が拍動しないというのである。
人間は毎分60~70回拍動し、陸上最大のゾウですら毎分15~25回らしいのだ。
まったく規格外のスケールである。
基本的に、心拍数が多い生き物は寿命が短く、心拍数が少ない動物は寿命が長い。
シロナガスクジラは一体何年生きるのだろうか。
シロナガスクジラは野生では80~90年と言われているが、ジンベイザメは最近の研究で130年生きることが分かっている。
必然的に、シロナガスクジラはもっと生きるのだろう。
関心と感心と感嘆をつらつらと書いたが、特に難しいことが言いたいわけではない。
あの雄大な泳ぎがとても魅力的なのだ。