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菅野所長のエッセイ:どこもかしこも

いやはや、先週末は長崎の佐世保に行ったのだが、ちょうど台風が向かっている時に当たり、天候は大荒れ、帰りの飛行機が飛ぶのかも怪しまれた。何とか飛んだものの、大幅に遅れ、最終便なのですごく遅くなってしまった。
佐世保ってところはけっこう時間がかかる不便なところなんだよねえ。まあ、長崎はどこもそうだが。しかし、それを考えると、ハウステンボスが再生したのも不思議だ。よほどのマジックがあるのだな。

というわけで疲労も激しく、いまだそれが抜けない。昨日が休日で、それは幸いだったのだが、今日も階段がつらい。

最近は、何の用事もないのんびりとした旅行というものに憧れる。しかも近場で。もうずっと、学会か研修とかの用事があって、それが旅行代わりになっている。9月はそういうのが約10日あったな。新幹線や飛行機は嫌だ。でも、今年はあと一回くらいかな。ゴルフオンリーというのも一回。それくらいなら体力も持つだろう。明日もちょっと遠くに行くが日帰りだし。

TCCは20周年だが、来週末は法研70周年の懇親会があって、翌日には記念ゴルフコンペがある。これは埼玉なのでよかった。車で1時間くらいで着くところなんだよね。

きっと商品も豪華だと思うのでがんばりたいところだが、僕には右手バネ指の問題がある。この間、中指と薬指にバンデージを巻いてみたら、だいぶショックを和らげることができたので、できることはできるけど、前の状態に戻るわけでもないしね。
コースは、調べるとなかなか難しい。でも、たまたまだが、このところかなり難しいところでやってるからね、僕も。そこは有利かもしれない。そういうわけで、「馬券」は自分に賭けてみた。問題は体力のほうだな。いつも後半バテバテになる。

時間の経過とともに豊洲の真実が明らかになっていく。結局安全よりも安上がりを優先したというのは、行政のやることとして大問題だが、ときの知事が石原慎太郎だけに妙に納得。ハナから専門家の言うことなど聞く気がなかったんだね。
そして、移転反対派も賛成派も等しく裏切られたものとなった。僕は移転反対だったが、どうもその急ぎようには、安全に勝る利得が絡んでいると睨んでいたからだった。

今回の水質検査も、都の発表だとシアンとか鉛とかは検出されない。このからくりは簡単で、検査を委嘱する会社が、委嘱側に有利になるように結果を操作するからだ。何でかというと、また仕事をもらうためなのである。あそこの会社は自分たちに都合のいい結果を出してくれるから次も頼もうとなる。あそこの会社は厳しい基準でやっていると思われると経営が成り立たなくなる。建設する側と土質地質関連の検査会社はいつも持ちつ持たれつなのである。これってほとんど犯罪だよね。で、自分の会社がそういうことに荷担しているのが嫌で転職した人を僕は知っている。実際のところは、汚染に対する検査っていうのはものすごい精度らしい。以前そういう研究をしていた人がいて、「水を張ったプールに、何かの液をスポイトで一滴垂らしただけでもわかる」と言っていた。

ただし、いまさら豊洲を白紙に戻すわけにもいかず、安全のための修繕工事をするしかない。となると、だいたい1年は先だな。

それにしても、人は、目先の利益を求めているとこういうことになるというのを、いつになったら学ぶのだろう? 福島の原発も先日の大雨で地下水が地表まで達してきたということだし。
地方議員の政治活動費の不正受給っていうのも、臆面もなく「ほとんど飲み代に使った」とか言う奴もいて、まさに連中にとって生活費ならぬ「政活費」となっているようだ。まったくどこもかしこも困ったものである。

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