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菅野所長のエッセイ:よいお年を!

「家政婦のミタ」最終回は視聴率40%越えだったそうで、連ドラとしては最高の視聴率ということだ。評判が評判を呼んだわけだが、正直最終回は物足りない感じ。2週に分けて丁寧にやったほうがよかったと思うけれどもね、まあこれは無い物ねだりというやつで、トータルとしてひじょうに満足いくものだった。

 実際、芸人を騒がせるしか能のないような、テレビ離れの時代にあって、この視聴率はずば抜けている。これはひょっとして日本のテレビドラマ史上で最たる傑作なのではないかと思わないでもない。僕個人としては「HERO]と「高校教師」が好きだったが、このふたつははるかに超えているな。

 このドラマは家族ものというジャンルになるわけだが、そうすると「北の国から」「岸辺のアルバム」あたりが思い浮かぶ。しかし、これらと決定的に違うのは、「家政婦」では、あらかじめ失われてしまったところから始まるというところだろう。夫と子どもを亡くした家政婦と、母親(妻)を亡くした阿須田家の面々。そうするとこれは、東北の大震災という出来事があまねくわれわれの意識に浸透しているところに訴えている物語だと言うことができる。
 そうした背景がなくとも、このドラマはすごいと思うが、それが満を持していたかのようにこの秋放映されたということにも大きな意味があったのではないか。そうしたすべてを含めて、このドラマを史上最高と言ってもいいのではないかと思う。この脚本家の次の作品が待たれるな。

 さて、TCCの忘年会も終わり、いよいよ今年も終わりだ。29日までは仕事だが、もう終わったも同然である。年賀状もだいぶ書いたし。

 明日は暮れのグランプリ有馬記念。今年は何かと大変な年だったけれども、こいつを当ててまあよかったということにしたいものだ。①ブエナビスタと⑩オルフェーブル、どっちが強いのか? ここに割って入るとすれば⑩トーセンジョーダンで、基本この3頭立てにしてみたい。3頭の3連単ボックス、これが本線。あとはヴィクトワールピサの巻き返しがあるかどうかといったところだ。

 と、ここまで予想したところで、思わぬ参考人の登場。今日来ているアルバイトの子の名前が有馬さん。彼女の意見によると、誕生日に少しちなんで⑤エイシンフラッシュと⑩トーセンジョーダン。(本当は5月15日だが、⑮はないので)この⑤-⑩は馬連でも1万円近いな。百円買ってあげて、当たったらプレゼントしよう。というわけで、①、⑤、⑨、⑩の3連単ボックスも買っておこうか。おっと馬単ボックスで①⑨⑩もあった。
とにかく当たればよい年越しになるが、はたしてどうだろう?

 そういうわけで皆さんよいお年を!

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