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菅野所長のエッセイ:アイドルに学ぶ

 家の近く50メートルくらいのところにコンビニができて、これで体調の悪いときでも出かけられると喜んでいる。そのすぐ近くに、これも最近始まった工事現場がある。横を通ったら「旭化成」の施工である。たぶんいつもよりもマジメに地盤工事をしているのだろうと察する。手抜きばかりしていたらしい奴も、初めて自分が杭打ちを任せられたときには、絶対に失敗してはまるものかと、遺漏のないように仕事をしたはずだ。

 でも、人は変わるものだ。官僚にしても政治家にしても、最初は国のためにその身を投げ打とうと思ったこともあるはずだが、それも変わる。多くの人間はそういう方向に変わるようだが、一方で、前よりもその前よりもいい仕事をしようというふうに変わる人は少ないのだろうか。まあ、易きに流れるというか、たぶんそれは、人のためよりも自分のために仕事をするようになっていくということかもしれない。

 それはどこの世界も同じで、僕がこの業界に入ってみると、ほとんどの人は贅沢にも仕事を選ぶようになったり、考えることを怠るようになったりしているように見えた。何だかみんな怠けてるなあという印象だった。専門家といわれる商売なのに、甘い世界だなあと思ったね。そんなことじゃまずいんじゃないの?と。

 たまたまPerfumeを面白おかしく取り上げる番組を見て初めて知ったことだが、彼女たちがものすごく苦労してきて、13歳から始めて全然売れずに、マネージャーからは大学に進学したほうがいいと言われたこともあったと。たぶんそういう長い下積みの苦しさを味わったせいなのか、コンサートでのファンへのお辞儀の時間が異様に長い。映像を見ると、一回目が30秒近く、2回目が15秒くらいだった。実るほど頭を垂れる稲穂かなを地でいってるな。その斬新なパフォーマンスで世界にもファンが多く、もはや確固たる地位を築いているわけだがね。

 これには頭が下がる思いだ。自分も周りのようにはなりたくないとやってきたと思うが、ここへきて、あそこが痛い、ここが悪いと言うばかりでみっともないなあと反省。あの若い彼女たちを見習って改めようと、例の工事現場を通り過ぎつつそう思ったのだった。「何でもやります。体が壊れるまでは」を昔はモットーにしてたが、いつか「体が壊れる前に」となっていたからな。しかし、そう決心すると気持ちがいい。

 それはそうと競馬も当てたいな。菊花賞はキタサンブラックが勝ち、表彰式では北島三郎が一節歌ったが、思ったよりも盛り上がらなかったのが残念である。3連複、3連単と取ったが、2,3着が入れ替わるとひじょうに太かったのが惜しい。

 日曜の天皇賞は、軸としては⑧ラブリーデイということになるが、僕が期待するのは紅一点⑮ショウナンパンドラである。困った存在は逃げ馬⑨エイシンヒカリなのだが、過去に逃げ馬が勝った例はないので、抑えまで。まずは、⑧ー⑮の3連単マルチで、相手は①ディサイファと⑥カレンミロティック。あとの馬は3連複。同じように①ー⑧のマルチも少し。

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