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菅野所長のエッセイ:カリフォルニアの青い空

 今週始めは、頭痛がして、何だか体中がこっているような感じでよくないスタートだった。土日もそんな感じで。しかし、これといった理由も見あたらず、ひょっとしたら桜花賞で絶対の自信を持っていたクロフネサプライズが4着に沈んだことが今もこの小さな胸を痛めているのかなどとも考えたが、火曜日に部屋に入るなりくしゃみや鼻水が出はじめ、これは風邪かもしれないと、そしたらそれを察した優しいスタッフが葛根湯を持ってきてくれた。頭痛薬とそれでだいぶ収まったので、ただの軽い風邪だったというつまらない結末である。夜など寒いと思ったら、意地を張らずに(何の意地だ?)エアコンをつけるのが得策だ。

 よく考えれば思い当たることなのに、桜も散り、つつじが咲き始めている季節にもなると、風邪ということが候補に挙がってこないのだ。これこそ先入観がなせるものだな。これを糧に、今後体の具合が悪いときは、まず第一に風邪を疑い、2番目に競馬に負けたことにしよう。

 競馬に負け続けると気分がもり下がる。軽いうつ状態に近い。景気もまさにそういうことだが、日銀の思い切った策が円安を誘導し、輸出関連は俄然好調になるのかもしれない。しかし、これがほんとに実体経済にいい影響を与えるのかどうか、それは何とも。博打みたいなもんだからな。ギャンブルの怖さはよくわかっている僕としては不安のほうが大きいね。
 そもそも数字上の経済を動かすことで得られるものって、庶民にはほとんど関係ないでしょ。インフレをもくろむ政府がありつつ、今回は値下げ競争に加わらないと見られていた吉野家が値下げに踏み切ったが、まだまだ客の意識は価格にいっているという判断がそこにはあるわけで、それが現実、実情というものだ。政府は意図的にバブルをつくろうとしているわけだが、バブルが弾けたときの恐ろしさを知らないわけじゃないだろうに。ま、しかし、今は賽の目が良いほうに転んでくれることを祈るしかない。

 そんなことより、国家10年20年の計として、教育に力を入れて欲しいのだがね。

 それにしても桜花賞、クロフネサプライズが絶対と信じて疑わなかったが、馬場が悪いにもかかわらずペースが速かった。しかも武豊、幸四郎の争いと思っていたところが、1,2着はなんとクリスチャン・デムーロとミルコ・デムーロの兄弟決着。兄弟の争いというのは合っていたが、外国人騎手のほうとはね。そっちの兄弟が出ていたことなど全く眼中になかった。いかんいかん。視野狭窄。とは言え、クロフネは先行馬の中で唯一上位入選。負けて強しだったのだ。

 日曜は皐月賞である。前哨戦の弥生賞で本命にして大穴をプレゼントしてくれた⑮カミノタサハラを再び本命にしよう。この馬は必ずGⅠを取る、と思う。ほんとはダービーのほうが向いてるけど、義理もあるしね。⑦ロゴタイプ、⑫コディーノ、⑭エピファイネアとの3連単マルチが本線だ。桜花賞と違って、これで負けても悔いはないな、ほんとか?とにかく、こういう馬券の買い方はとてもよい。当たってくれるともっとよい。超大穴として、思い切って逃げた場合の⑱テイエムイナズマを挙げておこうか。

ちなみにカミノタサハラとは、カリフォルニアにある通りの名前なのだそうだ。1着にきてもらって、カリフォルニアの青い空のような気分になってみたい。

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