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菅野所長のエッセイ:スポーツの秋かも

ツール・ド・フランスもあと数日で終わるが、先日の夜は残り15キロのところから僕も漕ぎ始めた。山岳の頂上フィニッシュなので、登りばかり走っている選手たちは時間がかかる。
平坦設定の僕のバイクだと、15キロ程度走るには30分もかからない。が、クライムレースに合わせると走行距離は30キロを越え、時間も1時間以上かかった。もう汗がぼたぼたと落ちる。こんなにやって大丈夫なのかと不安になったが、こういう状況ではゴールまでは行くしかない。終わってみると、まあ大丈夫で、後日筋肉痛もない。
でもこれじゃあ身体が鍛えられちゃうぜ。そんなにマジな意欲はないのに。

自転車というのは、スポーツとしては奇妙な感じだ。心肺機能にはあまり影響もなく、そんなに筋肉にも影響がない。ほとんど、脚にたまる乳酸との戦い。がんばってケイデンスを上げるとすぐに回せなくなる。ちんたらやっているぶんにはいくらでもやれそうだ。が、それだけでは飽きるので、レースを観ながらというのはわれながらいいアイデアだ。とにかく、いままで経験したことがないので、それが面白い。いつか選手と同じようにドリンクと軽食を取りつつ、スタートからゴールまで走ってみたいものだ。

 

次のグランツールはブエルタ・ア・エスパーニャだが、コロナの影響で11月にあるらしい。秋のスペインというのはどうなんだ? それまでに小さなレースはいくつかあるだろうから、これに参戦しつつブエルタに備えよう。

 

 

夜中のテレビと言えば、海外のゴルフ中継が楽しいのだが、女子のほうではアメリカに行った渋野が全然ダメ。男子では現在全米オープン出場中の松山もあいかわらず冴えない。応援のしがいがないな。どちらも本人ばかりでなく、キャディがダメだと思うのだがね。とくに渋野が。
それから外国選手との比較でいうと、何だか真剣味というレベルで圧倒的に負けているという気がする。あらためて観ていると、世界のビッグネームたちはひとつひとつのプレーに鬼気迫るものがある。初日の段階からまるで最終日のような緊張感をもってやっているのだ。ああいう人たちと互していくのは本当に大変だ。
僕なんかはほんとに緊張感が持続しないもんな。

 

 

ただ、しかし、日本女子の場合には、今年笹生優花という超大型新人が出てきた。日本人とフィリピン人とのハーフで、これはもう来年はアメリカに行くだろう。育った環境のおかげで5か国語も喋れるのだそうだ。
女子でも、いままですごい選手は数々出てきたが「怪物」とまでは言われなかった。19歳の笹生は「怪物」と言ってもさし支えないな。ルックスは別に怪物じゃないけどね。

 

 

 

コロナの影響で、延期になったマスターズは11月だし、ブエルタもそうだ。この秋はいろいろ楽しめるな。

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