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菅野所長のエッセイ:悲しきカエル

今週はさすがに疲れましたね。
水曜日に日帰りで秋田に行ったのが効いたなあ。あの辺になるとさすがに日帰りはきつい。ちょうどいい時間に飛行機がないのがネックである。

 このところ、どこに行ってもちょっとした探索を楽しむことがまったくできない。12月にまた広島方面に行くことになっている。尾道なので、街中を見たり、倉敷の大原美術館にも行きたいのだが、望みは叶うのだろうか。そういえば札幌にも行く予定になっているが、こっちは日帰りだろう。今月来月はどこかに行くにしても近場だし。

 しかし、今日あたりは「まっ、いいか」という心境になっている。NHKでやっていた草間弥生の番組を観たせいかも。83歳になっても衰えない創作意欲、海外を飛び回る気力には圧倒された。自分なんかまだまだである。国民栄誉賞くらいあげたらどうか。

 と思っていたら、今日吉田沙保里に国民栄誉賞濃厚というニュース。うーむ、それはいいが、北島康介はどうなるのだ、女子レスリングなら同じく3連覇の伊調の立場は? 政府が人気取りを考えるのはわかるが、ちょっと勇み足ではないの? どう考えても、水泳の北島のほうが上でしょ。

 ま、勇み足をするのもわかりすい。解散総選挙なら惨敗必死の民主党は、とにかく神風が吹くのを待っている状態だからだ。今回の授与も、誰がどう見ても納得というものではないからまたもや失点になりそうだ。

 大間原発の再工事とか、まったく何が何だか。ちゃんと言葉にいったものを、あっという間に反故にするのだから、これはどうしようもない。当初、どじょうをキャッチにした首相だが、最近はカエルにしか見えない。つまり「カエルの面にしょんべん」である。ここまでのことは小泉以来か。

 次の選挙は史上最悪の投票率になるのではないか、と僕は危惧している。つまり、選挙に意味がないとみなが感じるのではないか。実際これでは、日本では選挙制度は意味がない。とすると、これは中国や北朝鮮などと、国家としては同列になってしまう。
 実は、選挙に替わる何かがないものかと考えて始めているのだが、これがなかなか。生まれたときからそういう社会にいるからね、発想が乏しい。裁判員制度みたいに抽選で国会議員とか内閣とか決めちゃうとか、国会議員はなしにして、官僚の中から政治担当を決めるとか、そうなると天下りじゃなくて、天上がり? いずれにしても、今よりはマシになるような気がするのだが。

 カエルで思い出したが、天井の低い空間にカエルを置いておくと、そのカエルはその高さまでしか跳躍できなくなるという話を聞いたことがある。真偽は定かではないが、いかにもありそうな感じ。実際、自分自身もそうなんだなあと思うし。

ああっと、有力馬の相次ぐリタイアで、10月7日の凱旋門賞の本命は断然オルフェーブルになったらしい。ここで勝てなかったらいよいよ観る機会はなくなった感もあり、勝手にプッレシャーを感じている。前哨戦を再度観ると、思ったよりも楽勝ではなかったなあ。心配だ。

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