寒い日はまだまだ続いていますが、立春も過ぎ、少しずつですが気温が上がってきているように感じる今日この頃、暖かい春が待ち遠しくなってきました。
そして、もうすぐ沈丁花が開花の時期を迎えますね。
沈丁花(ジンチョウゲ)は三大香木の1つであり、春が近づくにつれて花が咲き甘い香りを漂わせます。おそらく名前は知らなくても、香りで「あぁ、あれか!」と分かる方は多いのではないかと思います。私はこの花の香りが好きですが、同時に色々な思い出がよみがえり、懐かしいような切ないような気持ちになってしまいます。しかし、最終的にはどのような思い出も優しい香りですべてを包んでくれる、そんな印象を勝手に持っています。
コロナ禍で様々な常識が変わり、日々の楽しみが減ってしまったことも多いですが、些細なことが大切に思えたり楽しみに変わっていることに気づく機会も増えました。どのくらい先になるかは分からないけれど、今感じている不安もいつかは沈丁花の香りとともに懐かしいと思える日になること願いつつ、今日も1日がんばります。